短気なバスの運転手サン

車を運転していると、すぐ前を走っていた名鉄バスがいきなり急ブレーキを踏みました。
な、なにごと? と思い、わたしも急停車しました。
目の前の信号が黄色から赤に変わったところでしたね。
するとバスの運転手サンが前の扉から降りて前方へ歩いて行くではありませんか。
え? ぶつかったの? わたし、目の前で事故を目撃したかも?

なんて思ったけれど、前には郵便局のバイクがチョコンと止まっていました。
もちろん、ぶつかった形跡はありません。バイクにバスがぶつかったら大惨事ですものね。
すると、バスの運転手サンが郵便屋サンに向かって怒鳴り出したんです。
好奇心旺盛なわたしは、寒かったけれど思わず車の窓を開けて聞き耳を立ててしまいました。

「いきなり急ブレーキを踏んで、危ないじゃないか!」と運転手サンは物凄い見幕です。
「信号が黄色なんだから止まって当然だろう!」と郵便屋サンも負けていません。
「黄色でも流れというものがあるんだよ!」
「黄色なんだから止まるのが常識だ。アンタが間違っている!」
「何だと! もう少しでぶつかりそうになったんだぞ!」

つまり、黄色で突破しようとしていた後方のバスと、黄色でちゃんと止まった前方の郵便屋サン。
常識で言えば郵便屋サンのほうが正しいと思いますが、バスの運転手サンの怒り方は尋常でありません。しかも、バスにはお客サンが乗っているというのに。

「名前を教えろ。郵便局に文句を言ってやる」と運転手サン。
「○○店の△△だ。逃げも隠れもせん。いつでも来い」と郵便屋サン。
そうして2人は別れました。

丁度、信号が赤から青に変わり、何事もなく車の列は進んで行きましたが。
でも、なんか、このバスの運転手サン、へん・・・だと思いませんか?
青で止まって怒るなら分かりますけど、黄色で止まって文句を言うなんて。しかもお客サンを乗せたまま、普通 バスを降りますかね~? 
よほど短気な人なのかしら? 

今後、この運転手サンの前を走るときは気を付けなくちゃ。
怖い怖い・・・・・・